アソコ

彼女がアソコを見せてくれない。

そんなことで僕はもう2日も情緒不安定で、我ながらキモいと思っている。

 

僕に見せるのは恥ずかしいらしい。でも、これまでの男には見せることに抵抗がなかったらしい。

「どうでも良い男にはパカパカ股開けるよ、あなたはどうでも良くないから恥ずかしい」

これが彼女の言い分である。

 

たまったもんじゃねえな、おい。

どうでも良い男がお前のアソコをしっかり見ることができるのに、僕は見ることができないなんて辛すぎるじゃないか。

てか、どうでも良い男には股開くなよバカバカバカ!!

 

とはいえ、僕は別に彼女のアソコを見たい!!という性欲ゆえに彼女のアソコを見たい!!と言っているのではないのです。

 

独占欲。

他の男が僕の大好きな大好きな彼女のアソコを見たことがあるという事実が、僕にとっては堪えられるものではないのです。

彼女は今までたぶん7人くらいと付き合ってきて、彼女のアソコを見たのはたぶん5人くらいで、でも、本当に彼女のこと大切に思ってたのは何人?

彼女と適当に付き合ってた奴が、自分の性欲を満たすためだけに、こんなに可愛い僕の大切な女の子のアソコを見た、っていうその事実。そんな奴らには見せるのに、彼女のことが大好きで仕方ない僕には見せてくれない、というその事実。

 

「私の脚の付け根、ホクロがいっぱいあるんだって〜、私は見たことないけど」

 

誰が見たんだよ、おれも見たことないよ、誰に教えてもらったんだよ。

 

 

人を好きになる、ということは苦しい。生き地獄みたいだと思うことも多い。

 

ねぇ、僕はべつにあんたのアソコが見たいわけじゃないんだよ。あんたの全部を知りたいだけなんだよ。あんたの全部を見てみたいんだよ。僕の知らないあんたを知ってる男がいるってことが辛いんだよ。抱きしめても抱きしめても不安になるんだよ。僕は馬鹿だから確かめ方も分からないし、愛し方も分からないし、どうやってあんたを繋ぎとめたら良いのかも分からない。全部、なんて無理なのは分かっているけど、でも全部じゃないと嫌で、全部、なんて無理なのは分かっているから、せめて、触れるところは全部、知っていたいんだよ。

馬鹿だから。ガキだから。

 

恋愛って、綺麗なだけなものじゃない。汚いところも恥ずかしいところも隠していては、上手くいかない。

全部を見せても大丈夫だと思われる人間になりたい。

相手の全部を愛したい。

それだけ。

それが難しいんだよな〜。