冬が近づいてきたような

ここ数日で一気に空気が冷えた。一昨日、冬の空気になった気がして「今日は霰が降りそうだなぁ」と思っていたら、案の定、バイトが終わって帰ろうとしている頃、1日中降り続けていた雨の中に小さな氷が混じり始めた。

 

冬の匂い、という表現があるが、なるほど冬になると思い出すことがいくつかあって、その記憶と共に冬の冷たい空気が鼻から肺へと抜けていくあのなんとも言えない感触がまざまざと思い出される。鼻から通る冷気の感触は、たしかに何かの匂いを嗅ぐ時のあの感触と似ている。

 

実家があるあたりは山と山の谷になっているせいか、毎年、市街地よりも多くの雪が積もる。去年の冬は大雪で、実家の祖母から「身長くらい積もった」とメールが届いた。それは言い過ぎだろう、と思っていると今度は母から画像が送られてきた。やはり祖母の身長ほどは積もっていなかったが、それでも1メートル以上は積もっている様子だった。

市街地でも踏み固められた雪で普段より地面が高くなるくらいには積もっていた。

 

今年も大雪になるのだろうか。