いつの間にか、子供ではなくなってしまっていて、つまらない責任とかつまらない常識が生活を蝕んで、生活はつまらない。

 

何もかも人間の創り出したつまらないシステムで、人間は、自分達が創り出したシステムを制御できなくなって、それに取り込まれてしか生きていけなくなっている。

言い換えれば、人間のためのシステムが、システムのための人間を創り出してしまっている。

僕もその一人なんだろう、と思う。

 

生きるということは、一体なぜ、これほど難解であるのか。本当は何もかも、こじつけられた意味で正当化された、人間本位の解釈でしかない。難解だと思うのは、そういう無意味な意味を重要だと感じてしまっているからだ。

ある対象に対して付与された意味なんてものは人間の創作で、そのほとんどが駄作なのに。

 

生まれたことに意味はない。生きることに意味はない。死ぬことに意味はない。

 

無くても生きていけるはずのものが無ければ生きていけない人々の、悲しい現実を今日も僕たちは生きる。

 

明日も、明後日も、抜け出せない。