2019/12/28

今年も終わる。来年が来る。来年が来て、また今年が始まる。何言ってんだ。

 

僕は12月30日が仕事なので、全然終わってないのだけれど、今日から9連休の人が世の中には沢山いるらしい。だから、今日、街を歩いていると終わりの空気を色濃く感じる、気がする。

 

最近、文章が読めない。本を読もうと思って開いてみても、数行読んで、あ、頭に入ってこない、ってなって悲しくなって、閉じる。その繰り返し。本当に悲しい。

 

今年はなんだか、あまり良い思い出がない。日々が淡々と続いて終わっていった、それだけ、みたいな1年だった。

 

大切なものや大切にしたいこととの距離を、測り損ねて、死にたくなることが多い。死なない。でも、今年はどうしても許せなかったことを許せた。どうやって許したか、って、自分も同じことをしてみたんです。くだらねぇ。呆気ない。こんなことのためにおれは苦しんでたのかよ、って思った。やってみると超簡単で、最悪で、悲しくなった。悲しくなってばかりだ。

 

本当の自分なんてものは幻想で、自分は常に流動しているんだと思い知る。理想を夢想して生きていける幸せ者は、イコール、ただの馬鹿だ。次の瞬間の自分も分からないはずなのに、分かったふりして生きて、そのうち本当に分かったつもりになって、自分ってのはこういう人間だとか勝手に語り始めちゃって、滑稽。

 

酔っ払っているのか、いないのか、それすら曖昧。このポンコツな脳味噌が愛しい。僕にはこの脳味噌しかない。これが僕の全てで、この世界の全てで、それはそれは馬鹿らしい。陳腐で絶対的な神様。結局、神様は自分の中にしかいない。お前も、お前も、お前もお前もお前も、みんな神様なんだよ。

 

くだらないことばかりだな。

でも、それが、けっこう楽しいんだよな。