今年は何故だか、廃墟によく足を運んだ。人が造って、人が捨てて、人気のない、自然に迎え入れられつつあるような場所たち。社会不適合感のある僕は、そういうところにふらっと訪れて、ボーッとして心の安寧を保っています。今は誰もいないけど、確かに人間の手によって造られた場所。非日常な場所。でも、かつては日常に組み込まれていた場所。日常と非日常の境目。
今年行った中でも印象深い物件たちの画像を載っけていきます。
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これはかなり有名なところ。夏頃、四国にひとりでふらっと旅行に行った帰りに、思い立ってふらっと寄ってみた。ふらっと寄ってはみたものの、この物件は山の上に建っていて、
こういう道をしばらく歩いていかなければならず、けっこう体力を使った。夏で暑かったし、天気も悪かったし。場所的に、ふらっと寄るのはオススメしません。僕はサンダルで行って後悔しました。
⑵
ここは本当に素晴らしかった。個人的にナンバーワン。廃ストリップ劇場。
自分の知らない世界ってけっこう身近に存在しているんだなぁ、と思う。
ここは、大劇場と小劇場の2つの劇場があった。かなり大規模なストリップ劇場だったようで、大劇場は小学校の体育館くらいの広さがあったような気がする。いや、それは言い過ぎか。でもかなり広かった。
こんなの、文化遺産でしょう。放置されてるのが勿体ない。ちなみにサンダルで行って後悔しました。
⑶
廃医院。こんなところが平気で残ってるってことに感動。
建物のつくりが独特で面白かった。残留物も多くて、病室の壁に書かれた漢詩とか、手術台とか、貼り紙とか、謎のレントゲン写真(これは誰かが持ち込んだ説あるけど)とか、ニヤニヤしてしまう。
窓から差し込む光が、綺麗だった。
ここにはスニーカーで行きました。案の定、ガラスの破片が靴底にブッ刺さったので、サンダルで行かなくて良かったです。
他にもちょこちょこと行ったけれど、まぁ、それはまたの機会に。ではでは。