2019/8/1:令和、霊話

元号が変わってから良いことがない。本当にない。

 

親類が立て続けに亡くなったり、祖母が入院したり、彼女とうまくいかなかったり、仕事もうまくいかなかったり、その他諸々。

 

テレビを見てると、しょーもない話題か、悲惨な事件か、あやふやで訳の分からん政治の話か、そんなのしか目に入らない。気が滅入る。

 

ドン引かれるくらい日焼けして、ヒリヒリした腕をぶら下げて、夕立ちに打たれて、走り回っても、ノルマ未達で叱られる。自分の効率の悪さに殺される。気が滅入る。

 

 

今日は祖母の手術があって、仕事が終わってから病院に向かった。手術は無事終わっていて、ベッドの上で祖母は、点滴が痛いと看護士さんに文句を垂らしていた。祖母の腕を見ると、点滴が抜けないように、針の上から包帯やらテープやらでグルグル巻きにして、がっちり固定してある。ねぇ、でも、それは昨日、点滴を無理やり引き抜くなんていうクレイジーな行為をしちゃった貴女が悪いんですよ、おばあさん。

入院し始めてから、祖母は霊感が目覚めたらしく(たぶん妄想)、「ここには幽霊がたくさんおるで、ほらあそこに誰かおる」とビビらせてくる。一昨日の夜には、死んだ祖父がベッドの横で医者の格好をして現れたとかいうちょっと面白い霊体験をしたらしい。

 

そんな祖母だけれど、いつ家に帰れるか分からないし、大好きだったグラウンドゴルフがもう一生できなくなるかもしれないなんて聞くと、悲しくなる。

昨日、祖母の荷物やらなんやらを病院に持っていくために、祖母の部屋に入って、グラウンドゴルフ大会で優勝した時の新聞記事を拡大したものとか、トロフィーを持って嬉しそうにしている写真とか、壁にたくさんたくさん画鋲で止めてあるのを見てしまって、やるせない気持ちになった。

 

早くいろんなことが良くなってほしい。

 

悲しいのは嫌いだ。