2017/05/27 : 回想 - ある人に向けた

 

恋人はもういない

時代はもどらないよね

タイムマシーンはこない

そんな歌をうたってた

どこいったの

 

 

Chara「タイムマシーン」より

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綺麗なものは、綺麗だからこそ、汚れてしまえば目立つ。白い紙に点を描いたら、人間は、点を描くまでは白い紙として認識してたものを点を描いた瞬間からは白い紙じゃなくて点としてしか認識できない、ってなんかのラジオでバンプの藤くんが言ってた。
そんな感じで人間って、汚れにばかり目が行ってしまうんだけど、でも、汚いのはあくまでも汚れであって、そのもの自体は本質的に変わらない。白い紙は点が描かれようが線が引かれようが本質的にはずっと白い紙だ。だから、綺麗なものは汚れても燻んでも、本質はずっと綺麗なままなんだと思う。


タイムマシーンが来なくても、時代が戻らなくても、大丈夫。汚れじゃなくて、そのもの自体を見ていれば、大丈夫。


時間が経てば、そりゃ、どんなものだって汚れる。汚れることは悪いことじゃない。汚れてるってことはドロドロでデコボコの道を転びながらでも自分の足でここまで歩いて来たって証拠で、それはとても尊いことじゃないかなぁ。だから、その汚れを掃除しようと無理に擦って、傷付けて、傷を治そうと変な薬を塗ってみて、沁みて、涙流して、みたいなそんなことしなくて大丈夫。

 

本質は変わらないから、大丈夫。

 

汚れているってことさえも尊いことなのだから、

大丈夫。